12月14日午後の部 13:00~15:00

     

  「数が苦」から「数楽」への旅

 

             大阪市立大学講師 山内啓子先生

 今回は「度量衡」の話です。

昔、「ものさし」というのは身体尺であり、人は手や足を「ものさし」の代わりに使って長さを測っていた。

例えば、フィートは足のかかとから親指の先までのこと、あるいはインチは人の親指の幅のこと等です。

しかし、人が変わるごとに、長さが変わってしまう。

その後、1790年3月のフランス革命後、フランスにて、世界中のさまざまな長さを統一しようとする機運が

高まり、北極から赤道までの距離の1000万分の11メートルとする「メートル法」が1799年制定されます。

世界各地にはなかなか広まらず、1879年「白金・イリジウム合金製の原器」30組が制作、各国に配布されました。

日本は1885年「メートル条約」に加入し、現在ではほとんどの国において「メートル法」が採用されています。

最後に「おち」です。

現在、「メートル法」を公式に採用していない国は?

なんと、「アメリカ」「リベリア」「ミャンマー」の3ヵ国、

「アメリカ」が採用していないのは驚きです。

やはり、アメリカ・ファーストなのでしようか。   

                          以上

広報より

午前の部は、クラスカフェに予定を変更致しましたので、

省略しました。

以上で、本年度の講義は終了いたしました。

ありがとうございました。